新しい部屋を探すためには、賃貸住宅の情報を入手しなくてはなりません。
情報がないところでは、部屋探しなどできるわけはありませんよね?
さてこの情報、どうやって手に入れたらいいのでしょうか?
もちろん、「不動産屋へ直接行く」という手もあります。
でも不動産屋へ行くためには、「どの地域に住むか」が、すでに決まっていなくてはいけません。
ですから、「住む地域を決めるための情報」が必要になってくるわけですね?
その情報を手に入れるための手段として、
「賃貸住宅情報誌」
は、役に立つものではあります。
ただ賃貸住宅情報誌も、色々と注意しなくてはならないことがありますので、それをここでは紹介します。
家賃の相場を知るためには役に立たない
住む地域を決めるためには、その地域の「家賃相場」を知りたいと思いますよね?
家賃は、おのずと予算が決まってきますから、その額により、住む場所が限定されてくることになります。
ところが家賃の相場を知るには、賃貸住宅情報誌は、あまり役に立ちません。
賃貸住宅情報誌は、紙面の都合上、掲載できる物件が限られてきます。
なので物件の情報を、まんべんなく載せるわけにはいかないわけです。
それでは、どのような物件情報を掲載することになるのでしょう?
賃貸住宅情報誌は、その性質上、不動産屋へ実際に来店してもらうことを目的としています。
なので、
「少しでも不動産屋へ問い合わせがしたくなる物件を掲載する」
ことになるわけです。
ということは、賃貸住宅情報誌には、安くて条件が良い、「掘り出し物」物件ばかりが、掲載されることになるわけです。
なので、賃貸住宅情報誌は、実際の地域の相場をまったく反映していません。
情報誌を頼りに不動産屋へ行ってしまうと、実際の相場とのギャップにおどろくことになりますので、注意しましょう。
情報が古いことがある
また賃貸住宅情報誌に掲載された情報は、最新の情報ではありません。
情報誌を作るためには、原稿の作成から印刷、書店などへの配送などで、2週間程度がかかっています。
ですからそこに掲載された情報は、「2週間前の情報だ」ということになるわけです。
不動産物件は、常に動いているものです。
不動産屋へは、日々新しいお客さんがきて、物件を探していきます。
なので、賃貸住宅情報誌をみて不動産屋へ行っても、条件のいい物件は、だいたいすでに借り手が決まっていると、考えて間違いありません。