海外へ引っ越す時の注意点

会社の命令で転勤、留学あるいは永住などと言うことで、海外に引っ越さなければならないと言うこともあります。

海外への引っ越しでは、国内の引っ越しとはまったく違う手続きが必要だとか、自分の身の回りでやらなければいけないことがたくさんあるが、何をすればいいのかなどと分からないことがたくさん出てきます。

時にはやらなくてはいけないことを忘れていて、引っ越しの期限ギリギリになってから思い出した、などと言う危ないケースも出てきてしまいます。

これまでに、海外出張は何回かこなしてきたと言う人でも、いざ海外に転勤と言うことになると、かなり勝手が違うので戸惑いがちです。

どうっやったら、何から手を付けたら一番スムーズに、しかも確実に手続きが済むのかなどと言うことが、すごく気になりませんか?

そこで、海外への引っ越しで注意しなければいけないことなどについて解説します。

まず何から手を付けたらいいのだろう?

まず初めに手を付けることは、引っ越し業者の選定から始めた方が良いと思います。

よくあることなのですが、まず持っていくものや廃棄してしまう物、帰国後に使うから取っておくものを別けることが云々と言う案内がありますが、よく考えてみると国内の引っ越しだって同じようなことをやりますから、引っ越しの準備としては当たり前です。

海外への引っ越し独特の注意点と言うものが分からないから、そこを重点的に知りたいのでは、ここは引っ越し業者の的確なアドバイスが欲しいうことが本音です。そこで、経験豊かな引っ越し業者を選定することが必要です。

的確に、必要なことをすべてアドバイスと言うよりも、むしろ「○○と××はいつまでにやっておいてください」といったような指示・命令に近いことを言ってくれるような引っ越し業者の営業マンだと、すごく頼りになります。

海外引越の時に業者選定のポイントはなに?

そんな的確なアドバイスをしてくれる営業マンがいる引っ越し業者は、それなりに経験豊かであることがひとつの特徴ですね。

こんな特徴を持っている引っ越し業者は、国土交通省から「外航運送に係る第二種貨物利用運送事業」の認可を受けているケースが多いです。また、利用者側の立場から考えると認可は必要な条件だと言えます。なぜならば、信頼感と安心感がちがいますから。

認可の条件ですが、たくさんの引っ越し実績がある業者であるかどうか、と言う点がポイントになりますから、自然と経験は豊かになっています。そのため、たくさんのノウハウを、認可を受けた業者は持っています。

それと、国内輸送とは違う流れが海外への引っ越しでは要求されます。国内での荷物と梱包(自分でやる、やらないは別です)と引き取りから始まって、その後船便あるいは航空便などを使う外航利用、現地到着後の通関手続きから新居への荷物の配達と言う流れです。

これは、国内での一般的な引っ越し業務に加えて、一種の輸出業務が加わり、さらに現地国内での引っ越し業務と言う、かなり煩雑な流れになります。

こういったことの経験や知識が十分にあって、信頼に応えられるサービスが提供できると認められた業者にのみ与えられる認可ですから、信頼感は高いです。

こういった認可を持っている業者は、ほとんどの場合日本語サービスもありますから、その点も安心できます。

でも料金が心配だけど?

確かに国内の引っ越しに比べると、相当高額になることは確かです。しかし、できるだけリーズナブルにしようと思うのでしたら、荷物の量をできるだけ抑えることが必要になります。

家具などは、現地で調達した方が良いケースもあるので、この辺の情報をつかんでおくことも必要になります。

海外への引っ越し料金の算定基準は、引っ越しの国内起点から海外の目的地、荷物の容積、海上または航空運賃、保険(基本的にオプション)、為替レートと言うことがあります。

この条件で、依頼者が何とかできるのは「荷物の容積」だけなので、料金的になんとかしようと思うった場合、荷物を減らすことしかできません。また、引っ越し業者によっては、料金的に開きが出てくるので、数社の見積もりを一括で取って比べてみることも必要です。

ただ、この時に注意しなければならないこととして、安ければいいと言うことではなく、どこまでのサービスが可能なのか、と言う点を重視するべきです。確実に、トラブルなしで目的地に引っ越せることが、最大のポイントになります。

トラブルにはどんなケースがあるの?

海外への引っ越しで起きるトラブルと言えば、本人のことを抜きにすると、一番多いのが荷物の内容だと言われています。

レントゲンで荷物の内容を検査するのですが、この時に子供さんのモデルガンが引っかかってしまった、などと言うケースもあったと言います。

あと、ミカン箱やリンゴの箱に荷物を入れたら、中身云々にかかわらず検疫対象になってしまい、その荷物だけが税関に取り残されてしまい、トラブルになったと言うようなケースもあると言います。

あとは、いわゆる「密輸品」扱いになるアイテムも、相手国によって違いがあると言いますから、この辺のこともしっかり営業マンからアドバイスをもらいたいものですね。

この辺は業者側の経験が物を言うので、海外へ引っ越す場合はなるべくクロネコヤマトアリさんマークの引越社金、あるいはサカイ引越センターなど、大手の引越し業者を使う方が無難だと思います。

業者によっては海外引越し専用のプランを作っている場合もあるので、確認してみましょう。

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