引っ越し業者で働いていたときに驚いたのが、
引っ越し業者に貴重品を運ばせる人の多さでした。
引っ越しの契約時には
「貴重品などは必ず自分で運んでください」
と念を押しているにも関わらず、
ダンボールに「貴重品」などと書かれていたりすることが何度もありました。
だからと言って、どうするわけでもないのですが、
あまりに無防備なのはどうなんだろう、とは思います。
もちろん引っ越しスタッフに貴重品を任せると必ず盗まれるよ!
なんて言いたいわけではありませんが、
最低限大事なものは自己責任で運ぶようにしましょう。
名前からなにから業者が管理しているとはいえ、
引っ越しスタッフはしょせん、赤の他人です。
どこの誰とも知らない人に貴重品を預けると考えればぞっとしますよね。
何か問題が起きても業者が弁償できない
非常にシビアなことなのですが、荷物の破損などとは違い、
現金や貴重品の紛失に関しては、ほとんどの場合業者が弁償できません。
これはなぜかと言うと、
- そもそも紛失した荷物があったのか不明
- 紛失した理由が業者によるものと判断できない
という2点だけで完全に突っぱねられてしまうからです。
引っ越しの荷物でなくなっていいものなどありませんが、
その中でも現金や貴重品はそういう次元のものではありません。
ましてや保険もきかないとなればなおさら、
作業員に任せずに自分で運ぶようにしましょう。