引っ越し業者にはそれぞれ得手不得手が存在し、
この業者ではあれができない、あの業者ではこれが苦手、
というのは確かに存在するものです。
その中で業者を選ぶのは大事なことですが、
たとえば少しでも特殊な引っ越し条件がある場合は、
大手を選ぶのが無難だと思います。
こういう言い方をすると中小業者に悪いかもしれませんが、
正直に言って引っ越し作業のクオリティは、
中小業者よりも大手業者のほうが圧倒的に上です。
これは一部の例外を除いて、まず断言できる事実です。
当たり前のことですが、
大手の引っ越し業者であればあるほど、
いろんな業種と提携していますし、その道のプロを備える人材力も豊富です。
また教育もしっかりされているので、何かあったときの対応も安心できます。
もしあなたが少しでも変わった引っ越しをしようと思うならば、
どれだけ料金が安くても、中小業者に頼まずに大手に頼んだほうがいいでしょう。
料金は確かに大事ですが、
何より大事なことは何事もなく引っ越しが完了するかどうか。
料金が高い分、信頼性は大手のほうが上です。
中小業者が苦手な引っ越しってどんなの?
では具体的に中小業者が苦手とする引っ越しのケースを挙げていきましょう。
- 遠距離引っ越し
中小業者の場合、県をいくつもまたぐような遠距離引っ越しは苦手です。
遠距離引っ越しの場合、1回の引っ越しを同じスタッフが通して作業することはなく、
それぞれの地域担当者が、
配送センターに荷物を運び、
そこから目的地周辺まで運搬スタッフが運び、
さらに目的地の地域スタッフへと荷物が受け渡されていきます。
こうしたバトンタッチができない中小業者は遠距離引っ越しには向きません。
また、遠距離引っ越しだけではなく、
- 島など海路を使った引っ越し
- 海外への引っ越し
なども苦手ですね。
- 特殊な荷物がある引っ越し
ピアノなどの楽器類やペット、植物など、
特殊な荷物がある場合の引っ越しも中小業者が苦手とする作業です。
特殊な荷物がある場合、
大手の引っ越し業者ではその荷物を扱った経験のあるスタッフが
作業を担当するのが普通です。
なれない中小業者に依頼して何かが起こる可能性もありますので、
業者選びは慎重に行ないましょう。
逆に中小業者に任せたい引っ越しもある
中小業者に任されらない特殊な引っ越しもありますが、
逆に中小業者のほうが強い引っ越しもあります。
それは近隣での引っ越しや荷物の少ない引っ越しです。
たとえば赤帽などがその典型になるのですが、
単身引っ越しならば赤帽と並ぶほど安くできる業者はおそらくないでしょう。
そして赤帽自身も単身引っ越しに慣れているので、作業も早くスムーズです。
その他地域に根ざした引っ越し業者などの場合は、
驚くほど安く、しかも新居の状況など言わずとも分かるほど詳しい人もいます。
こういう業者の場合、
料金が安くても大手以上に安心できる中小業者があるかもしれませんね。