犬や猫を飼っているなら、その犬や猫にとって引っ越しは、とても大きなストレスになります。
住み慣れた環境から新しい環境に適応するのは、人間でも大変ですよね?
犬や猫は事情が分かりませんから、なおさら大きなストレスになります。
そのストレスで、引っ越しがあとに犬が吠えるようになったり、
猫が夜鳴きするようになることは珍しくありません。
その際にどうしたら良いかの対策を、ここではまとめました。
犬が吠えるようになった場合の対策
犬がインターホンや来客、ほかの犬に対して吠えるのは、まだそれらに慣れていないから。
よく分からないから吠えるわけです。
なので、それらに少しずつ慣れさせるようにするのが大事です。
たとえば散歩中に他の犬が来たら、座らせて、飼い主も一緒に座り、
その状態をキープしましょう。
黙ってキープできた場合は、褒めるようにします。
吠えた場合は、口を軽く抑えて閉じさせます。
そうして他の犬に少しずつ慣れれば、そのうち吠えないようになります。
インターフォンや来客に対しても同じです。
来客があれば、そのお客さんに犬を合わせるようにしましょう。
吠えなければ褒め、吠えたら叱りをくり返しながら、少しずつ慣れさせます。
猫が夜鳴きするようになった場合の対策
引っ越し前の部屋を再現する
猫はテリトリーに敏感です。
自分のテリトリーは自分の匂いによって作られますから、
引っ越し先でそれがないと不安になります。
ですから引っ越し前に部屋にあり、猫の匂いが染み付いているものは、
できるだけ引っ越し後にもそのまま使い、元の部屋を再現するようにしましょう。
特にカーテンやカーペット、こたつ布団などの布は、匂いが染み付きやすいので、
そのまま使うのがオススメです。
よく遊んであげる
また引っ越し後は、猫とよく遊んであげるようにしましょう。
これはストレス発散の意味もありますが、色々な場所へ猫を誘導し、
猫の匂いを家の各所につけることも目的です。
誘導するには、釣り竿などにおもちゃを付けて、それを追いかけさせるのがいいでしょう。
また猫にとっても、遊んで楽しむことにより、徐々に家に慣れていきます。