引っ越し業者とトラブルになった場合の対処法

正直避けられるものなら避けたいのが引っ越しのトラブルです。
しかし、正直100%避けることはできません。

そんなときは諦めて下さい。
そして真正面から引っ越し業者とのトラブルに向き合いましょう。

ところで、トラブルに発展しそうなことが起きたとき、
「もめるのが面倒だからいいや」とか
「これぐらいならもうしょうがないか」
と諦める人がいますが、これは絶対に損です。

どんな小さなことでも、相手に非があると考えたらとことんまで戦いましょう。

ちなみにどんなトラブルになっても、完璧な証拠がない限り、
業者側としては絶対に補償をしたくないと思っています。
色々と理由をつけては逃げようとします。
これは経験上、ほぼ確実です。

ですから、業者に逃げられないためにしっかりした対策をしておくことが大切です。

引っ越しに多いトラブルと対処法

元々、業者で働いていた経験からすると、
客と業者の間でトラブルになる原因はだいたいふたつぐらいしかありません。

  • 荷物や家の破損、紛失
  • 料金関係

このふたつだけです。

そのほかにも引っ越しの作業開始時間や作業時間などで揉めることがありますが、
これはどっちかといえばトラブルというよりクレームですね。

なので、ここでは「荷物の破損」「追加料金」
という2大トラブルの対処法について説明します。

荷物・家が破損しているんだけどどうすればいいの?

荷物や家の破損に関するトラブルは、シンプルに見えてとても解決しづらい問題です。

なぜかというと「本当に引っ越し業者が壊したのか?」
という問題がいつも付きまとうからです。

このトラブルを回避・解決する方法として確実なのは、
引っ越し作業前の梱包した荷物、旧居・新居の写真を全て撮っておく
ということですが、正直これはとても面倒です。

ですから現実的な対策方法としては、
見積もりに来てもらった業者に荷物を確認してもらっておくことでしょう。

業者は引っ越し料金の見積もりにきたときにダンボール数などを数えて、
荷物量などを確認します。

このとき、多少面倒でも梱包を全て済ませた上でダンボールを開けておき、
「トラブルにならないよう破損がないかチェックしてください」
と頼むようにしましょう。

ただし、新居の破損などに関しては事前に下見などをしませんので、
写真に収めておくしかありませんね。

そして荷物や家の破損が気になる場合は、
引っ越し作業が終わったらすぐに全てのダンボールの中身をチェックすることです。

作業後に時間が経ち過ぎると、
引っ越し作業中の破損かどうかの判断ができなくなるので、
すぐにチェックして、破損があったらすぐに連絡をする、というのが大切です。

その上で破損前と破損後の写真を日付込みで提出できれば最高です。

追加料金がかかるといわれたときの対処法

荷物の破損などと並んで多いトラブルが引っ越しの追加料金に関してです。

客側の立場としては、
「見積もりのときの金額と違う」
となりますからトラブルになるのは当たり前なのですが、
実は追加料金の発生が客側に問題があることのほうが多くあります。

追加料金がかかるとすれば、
そのほとんどが引っ越しの情報不足によるものと言えます。

詳しくは別記事に書いてありますのでそちらを参考にしてください。
→「ちゃんと下見をしておかないと追加料金がかかるかも」(内部リンク)

追加料金を払えと言われとき、
理由を聞いて納得できなければ払う必要はありませんが、
追加料金発生の原因が説明不足によるものだった場合はこちらのミスです。

その時は素直に諦めて追加料金を払ってください。

ですが、理由に納得できないのに業者が食い下がってくるようならば、
その場は払わずに切り上げさせるように上司に連絡させ、
消費者センターに相談して判断に従いましょう。

引っ越し業者との情報を共有しよう

トラブルを防ぐために一番大事なことは、
業者との意識の共有を図ることです。

具体的に言えば、
「こっちは知っているけど、向こうは知らない」
「こっちは伝えたけど、向こうは聞いていない」
という状況をお互いに作らないことです。

こっちができることは向こうにしっかり情報を伝え、
そして荷物や住居の状況を確認させておくこと。
また契約書の細部にもちゃんと目を通しておくことですね。

これさえちゃんとやっておけばだいたいのトラブルは防げます。

このページの先頭へ戻る