引っ越しではいろいろなアイテムを梱包すると言う、慣れないことをやらなくてはいけない場合も出てきます。特にPCに代表されるような、精密機械の梱包はかなり神経を使います。
普通の家具や家電のように、ある意味ではそう神経を使わなくても良いというわけにはいかないので、「これで大丈夫かな?」という不安感が出てきます。
中でも、液晶TVはPCとは違った意味で、かなり神経を使わなくてはいけません。何しろ、2枚の透明な板を数ミクロンのスペーサーを使って間隙を作って、その中に液晶を入れているので、圧迫されたりするとかなり拙いです。
後々、画面にひずみが出てきたり、次第に映りが悪くなってしまったり、映像にムラが出てきたりなど、明らかに運搬時のことが原因だと思われるケースも出てきたりしますから、しっかりとした梱包をする必要があります。
購入した時の元箱があればそれなりに守れるのですが、かなり嵩張るのでほとんどの場合、廃棄処分してしまっているのが現状です。
そんなデリケートな液晶TVでも、特大の超大型画面のものなど、いったいどうすれば良いのかと言うことがあります。特に、マンションの高層階に搬入するときなど、エレベーターに入りきらない、などと言うこともあり得ます。
超大型の液晶TVの引っ越しについて、注意点などを解説します。
家庭で主流になっている画面の大きさってどの程度?
そうですね、自分のTVが主流になっていれば、引っ越し業者も無理なく運んでくれますから、一応は知っておいた方が良いですね。
現在、一般的な家庭で主流になっているサイズは、ザックリ言ってしまうと32インチから42インチぐらいだと言われています。
元箱がなくても、このサイズだったら多くの引っ越し業者は、有償、無償にかかわらず梱包用の箱は用意してくれますから、まず安心です。
実際にどのぐらいの大きさの薄型液晶TVの梱包材を用意してもらえるのかと言うことですが、引っ越し業者によって違いがあります。一例をあげるとMovingでは、下限の条件はなく、上限は65型まで用意があると言うことです。
実際にどのぐらいの大きさまで梱包材を用意してもらえるのかと言うことは、一括見積をして、確認してみると良いですね。
超大型液晶TVの引っ越しの時の注意点はなに?
まず、どのぐらいの大きさなのか、新居に搬入するときの条件、その他いろいろな条件で注意点は変わります。
特に新居がマンションの高層階だった場合、TVの大きさによってはエレベーターに入らないなどと言うケースも出てきます。その場合、90度回転させてエレベーターにいれると言うことを、引っ越し業者はやりたがりません。何か、後でトラブルが出ることを嫌うからです。
そうなると、特殊な搬入方法を取ることになります。例えば、クレーンを使ってベランダから搬入するなどの方法です。当然ですが、別途料金が発生します。
それと、オーディオやその他の周辺機器がついていることも多くあります。さらに、テレビボードなどもかなり大きいものになっています。梱包のために、周辺機器を外してそれを別梱包したり、巨大なテレビボードを分解したりすることは、かなり大変です。下手をすると、壁やフローリングの床に傷をつけてしまい、とんでもない金額を請求されることもあります。高リスクですね。
こういったリスクを現実のものにしないように、できれば引っ越し業者にお願いをしてしまった方が良いと思います。もちろん、オプション料金はそれなりにかかりますから、どれぐらいの料金になるのかなどは、一括見積を利用して調べてみると良いと思います。一括見積りの利用方法については、こちらの「一括見積もりサイトをトコトン活用する!」の記事を参考にしてください。