地域の賃貸住宅・家賃相場を知りたい場合は、ネットの賃貸住宅情報サイトを利用するのが便利です。
今では多くの人が、賃貸住宅情報誌ではなく、ネットを使って部屋探しを始めるようになっていると思います。
ネットはたしかに便利ですが、いくつか気を付けなければいけないこともあるのは事実。
それをここではまとめました。
賃貸サイトは情報を網羅的に調べられて便利!
ネットの賃貸サイトが便利なのは、情報を網羅的に調べることができるからです。
やはりまず、自分が住もうと思う地域の、希望するタイプの住宅について、家賃の相場を知りたいですね?
そうすると、それを賃貸サイトの検索機能で、すべて表示させることができます。
検索は、
- ある駅の近く
- ある沿線の物件
- ある住所の物件
- 物件の広さ
- 物件の間取り
- 物件の家賃
- 物件の駅からの距離
- 物件の設備など
などなど、様々な条件で行うことができます。
いろいろな検索を行いながら、物件を徐々に絞り込んでいけますので、便利なのは間違いがありません。
ただしネットはあくまで「相場を知る」ことに限定することが大切
ただしネットの賃貸サイトが便利だからといって、それだけに頼ってしまうことには、次のような問題があります。
情報がすでに古い場合がある
ネットの賃貸サイトは、情報の入手から掲載までに、最低でも2週間はかかる賃貸情報誌にくらべれば、新しいのは確かです。
しかしそれでも、物件の空きが出てから、その図面を起こしたりしてネットにアップするまでに、「数日」はかかることになります。
この数日の間、不動産屋には物件情報がありますから、ネットにアップされる頃には、すでにお客さんがその物件を検討していることもあります。
問い合わせをしてみたら、「すでに借り手が決まっていた」などのことは、ネットでも珍しくありません。
本当の掘り出し物はネットには掲載されない
また本当の「掘り出し物」物件は、ネットには掲載されることがありません。
ネットに掲載するまでもなく、不動産屋の店舗にて、借り手が決まってしまうからです。
古い情報が削除されずに残っていることがある
またネットの場合、すでに借り手が決まった物件は、本来なら情報を削除しなければなりません。
しかし往々にして、この借り手が決まった物件が、サイトに残ったままになったりしています。
以上のような理由から、いい物件を本当に探すためには、自分の足で、不動産屋をまわることが必要です。
ネットは、
「あくまでも相場を知ることにとどめておく」
よう、考えることが大切です。