どんな業界にも、悪徳業者はいるものです。
それはもちろん、引っ越し業者も例外ではありません。
引っ越し業は、トラックと作業員の人でさえあれば、
それなりに業務をこなすことができます。
でも引っ越し業を行うためには、本来は、国土交通省の認可が必要。
その許可を受けていない業者に引っ越しの依頼をすると、何かとトラブルの元になります。
そこでここでは、悪徳の引っ越し業者を避けるためにはどうしたらよいのか、
そのポイントをまとめました。
一括見積もりサイトを使う
悪徳引っ越し業者を避けるために一番手軽で間違いないのは、
引っ越しの一括見積もりサイトを使うことです。
一括見積もりサイトには、たくさんの引っ越し業者が登録されています。
でも登録された引っ越し業者がもし悪徳業者でトラブルを起こしてしまえば、
一括見積もりサイトの信用まで失うことになるわけですよね?
なので一括見積もりサイトは引っ越し業者を登録する際、資格審査を行っています。
国土交通省の認可を受けずに業務を行うような悪徳業者は、登録を許可しません。
ですから一括見積もりサイトを使って引っ越し業者探しをすれば、
悪徳業者に引っかかる心配は、まずありません。
手付金・予約金などは支払わない
悪徳引っ越し業者は、契約の際に手付金や予約金、内金、仮契約金などの名目で、
お金の支払を要求してくることがあります。
業者としては、引っ越しのキャンセルを防ぐためにお金を要求するわけです。
しかしこれは、基本的に違法です。
国土交通省が定める「標準引越運送約款」には、引っ越し業者がお金を受け取れるのは、
「引っ越しの当日のみ」と決められているからです。
違法を承知で手付金を要求する業者は、即悪徳業者に決まりです。
手付金などを支払ってはいけませんし、
それを要求する業者には、引っ越しを依頼しないよう注意しましょう。
見積書はきちんと確認しよう
引っ越し業者に見積りをしてもらったら、見積書はきちんと確認しましょう。
「引っ越し一式○○万円」など内訳がなく、総額のみが記載された見積書は、
当日になって適当な理由で追加料金を請求されることがあります。
そのような見積書を発行する業者には、引っ越しを依頼しないのがオススメです。
また、
- 事業者名
- 本店所在地
- 担当営業所住所
- 電話番号
- 許可番号
- 業者番号
- 取引先保険会社
などが記載されているかどうかも、きちんと確認するようにしましょう。
見積もり時にサービス品を受け取らない
引っ越し業者によっては見積もり時に、
梱包資材などを「サービス品」だと言って手渡すところがあります。
梱包資材を無料でもらえるのは嬉しいですが、
「ただより高いものはない」という言葉もあります。
これには注意が必要です。
見積もり時にサービス品を受け取ってしまうと、
あとでその業者と契約しないこといなった時、
サービス品の料金を請求されることがあります。
もしサービス品を受け取る場合には、
「これを受け取っても契約しないことは可能なのか」
をきちんと確認するようにしましょう。