単身者など小規模の引っ越しの場合なら、
「引っ越し業者ではなく便利屋に頼んだほうが安いかも?」
と、思う人もいるのではないでしょうか?
荷物を運ぶことくらい、「大人の男性が来てくれれば誰でもできる」と思いますよね?
でも実際にはそうではありません。
引っ越しに便利屋を使うのは様々なデメリットがあり、決してオススメできません。
引っ越しに便利屋を頼んだ場合のデメリットとは?
デメリット1 梱包資材の費用が高額になる
引っ越し業者に引っ越しの依頼をすると、ダンボールやガムテープなどの梱包資材は、
ほとんどの業者が「無料」としています。
でもこれはもちろん、本当に無料なわけではなく、
引っ越し料金の中に含まれているわけです。
ただし、引っ越し業者は引っ越しが専業ですから、大量の梱包資材を仕入れます。
そのため価格は通常より大幅に安く仕入れており、
「無料」としてしまっても差支えがないものになっています。
それに対して便利屋は、引っ越しが専業ではありません。
多くの場合、梱包資材は利用者が用意しなくてはなりません。
そうなると、ホームセンターで高額な梱包資材を購入するか、
またはスーパーなどを回ってダンボールを集める手間をかけなくてはなりません。
便利屋の中は、梱包資材を用意することがあります。
しかしその場合でも、価格は引っ越し業者よりもはるかに高額です。
デメリット2 トラックを自分で用意しなくてはいけない
便利屋は多くの場合、引っ越しのためのトラックを持っていません。
ですから引っ越しを便利屋に頼めば、トラックは自分で用意しなくてはなりません。
トラックは、レンタカーだとかなりの料金がかかります。
その料金が、便利屋の料金に加算されることになります。
デメリット3 料金が時間制で引っ越し業者より高くなることがある
便利屋の料金は、「時間制」です。
それに対して引っ越し業者の料金は、荷物と移動距離によって決まる固定料金です。
引っ越しの当日に思わぬトラブルなどがあり、時間が余計にかかることは多いです。
その場合、便利屋に頼んでいると、その分の料金が加算され、
引っ越し業者に頼むより高くなてしまうことも珍しくありません。
デメリット4 荷物や家の破損がおこる可能性が高い。
重い引っ越し荷物を運ぶのは、実はかなり高度な技術を要します。
ですから引っ越し業者の作業スタッフは、その技術を長い時間をかけて身に付けます。
それに対して便利屋は、引っ越しの作業に慣れていません。
ですから荷物を落としたり、どこかにぶつけてしまったりすることが多く、
それによって荷物や家が破損することがあります。
デメリット5 荷物や家の破損・紛失を補償するための保険がない
引っ越し業者は、すべて荷物や家の破損・紛失に備えて保険に加入しています。
ですからもし、実際に破損や紛失があった場合は、その損害を、
引っ越し業者が全額賠償します。
それに対して便利屋は、そのような保険には加入していません。
そのためもし荷物や家が破損しても、損害を賠償してくれません。
引っ越しは専門業者に頼むのがオススメ
以上のように、便利屋に引っ越しを頼むことには多くのデメリットがあります。
何もなければまだしも、もしトラブルがあった場合は、
高額な費用が発生することもあります。
後になって後悔したくはないですよね?
ですから転ばぬ先の杖、引っ越しは、引っ越しの専門業者に頼むことがオススメです。