部屋探しをするためには、最終的には地域の不動産屋へ行くことになります。
ネットでもある程度の物件探しはできますが、情報の鮮度がどうしても落ちますし、また物件は、最終的には、実際に見てみなければなりません。
それにはやはり、不動産屋へ行く必要があるわけですね?
不動産屋へいくと、担当者に物件を紹介してもらうことになります。
この物件紹介、どのように希望をいえば、少しでも安くて条件がいい部屋を紹介してもらえるのでしょうか?
担当者は言われた希望に近いものを紹介するのが原則
不動産屋の担当者は、お客さんが希望した条件に、できるだけ近いものを紹介しようとするものです。
このことは当たり前のことなのですが、これが逆に盲点にもなりますので注意しないといけません。
条件は、様々なものがありますが、やはり家賃が大きいでしょう。
家賃については、不動産屋へ行く前に、出せる額をあらかじめ考えてあると思います。
たとえばその額が、「6万5000円」だったとします。
でももちろん、それは「最大」なのであって、本当は、もっと安いのが見つかればいいなと思っていることでしょう。
それで、不動産屋の担当者に、
「最大6万5000円なんですが、できればそれより、もっと安いのがいいです」
と条件を言ったとしてみます。
そうすると、不動産屋の担当者は、6万5000円に近い物件ばかりを出してくることになります。
その場合、もし同じような条件で5万円台の物件があったとしても、それは絶対に紹介されません。
なぜかというと、家賃が少しでも高いほうが、不動産屋に入る仲介手数料が高くなる仕組みだからです。
希望は「1万円安く言う」のがおすすめ
そこで不動産屋に家賃の希望を言う際には、
「1万円安く言う」
のがおすすめです。
6万5000円まで出せると思っていたとしても、
「5万円代でありますか?」
と、聞くようにしてみましょう。
そうすれば、担当者は5万円台の物件をあれこれ探して出してきます。
もしそこに、希望の条件に合うものがあれば、「見っけもん」といえますね?
もしも5万円台で希望の物件がない場合には、そこではじめて、
「もう少し高めの物件で、希望に合うのはありますか?」
と、聞くようにしてみましょう。
その際も、「6万5000円まで」とは、言わないのがお勧めです。
家賃の上限は、最後まで伝えないようにすることが、不動産屋で物件探しをするときの鉄則です。