住む部屋を決める前には、不動産屋から紹介してもらい、物件を見学します。
物件を実際に見ることは、部屋を決めるにあたって、絶対に必要です。
ところでこの物件見学、いくつくらいの物件を見たらいいのでしょうか?
まずはじめに言えることは、
「物件はいくつでも見られる」
ことです。
あまりいくつも見ているようだと、不動産屋にいい顔をされないことは、あるとは思います。
でもそれは不動産屋の勝手であり、べつに見たいと思ったら、いくらでも見ることに制限などはありません。
しかしそれを前提とした上で、見学する物件の数は、「1〜5件」とおすすめしたいと思います。
見学する物件の数を1〜5件にしたらいい理由
理由(1) いくつも物件を見ると前のを忘れる
人間は、いくつもの物件を見るうちに、前にみたものを忘れていきます。
だいたい3件が、覚えられる限度で、それ以上見てしまうと、前のものを忘れてしまうことになります。
「え、そんな、自分は覚えられる」
と思う人もいるかもしれませんね?
でも、実際にはそうなんです。
なので、5件より多い物件を見てしまうと、それらを比べているようで、実際にはただ「決められない」だけの状態に陥ります。
そのうち、どの物件を見ていても、どれも同じように見えてくるようになってきます。
人によっては、物件を100件以上、見る人もいます。
そうなってくるともう、「永遠に決められなくなる」といっても過言ではありません。
きちんと比較するためには、見学する物件は5件以下。
これは、まちがいありません。
理由(2) 時間が経つと、前にみた物件の借り手が決まってしまう
物件を見るには、時間がかかります。
たとえば5件の物件をみたとして、移動時間を含め、1つに30分かけたとしても、2〜3時間はかかることになるわけですね?
それ以上の物件を見ようとおもうと、1日では終わりません。
数日がかかることになります。
そうなると、前にみた物件は、もう借り手が決まってしまうことも出てきます。
「やっぱり一番はじめのがいいや」
そう思っても、もう借り手が決まってしまい、借りられなくなってしまうんですね。
以上のように、物件の見学は、「5件以内」がオススメです。
決断力に欠ける人は、誰かに同行してもらい、5件の中から無理やりにでも決めてもらうようにするのがオススメです。