転居通知の送付

引っ越しの準備に追われていたり、引っ越し後の後片付けなどでなかなか時間が取れないからと言って、忘れてはいけないことのひとつに転居通知を送ると言うことがあります。

友人・知人などの親しい人、親類縁者、それに何かの時にお世話になった方々などには、必ず新居を知らせておきたいものですね。

また、転居の挨拶をすると言うことは、社会的なマナーのひとつでもあるので、欠かせないことです。

でも、転居後、どのぐらいの時期に発送すればいいのか、文面はどんな感じが良いのかなど、慣れないことでもあるので、なんとなく億劫になりがちなことも事実です。

と言うわけで、転居通知の発送と言うことについて解説します。

転居通知はいつ準備するのがベターなの?

突然の転勤命令で時間がない、などと言うケース以外でしたら、引っ越し前に全部(宛名入れまで含めて)準備することをお勧めします。

なぜかと言うと、引っ越し後にやることになってしまうと、やはり後片付けなどに時間を取られてしまうので、ついつい後回しになってしまうからです。

それに、枚数が多くて印刷を出すなどと言った場合、すぐに印刷してくれるとは限りませんし、パソコンを使って自分でと言う場合でも、やはり引っ越し後になってしまうとついつい後回しになりがちです。

20枚、30枚だったらそれほど面倒でもないかもしれませんが、50枚、100枚となると、やはり時間がかかるので、引っ越し前に全部終えておくという早めの手配がベターですね。

転居通知っていつごろ送ったらいいの?

いつ出さなければいけないと言うことはとくにはないのですが、あまり時間が経ってから届いてしまうと、誠意がないとか、俺だけ後回しにされたという感情を持たせてしまう可能性もあるので、転居後のなるべく早い時期に出してしまいましょう。できれば、転居後の一週間以内には、送付しておくことがベターです。

それと、親しい友人・知人には、転居通知が届いたころに電話をしてみるのも良いと思います。場合によっては、皆で集まって引っ越し祝いをやろうか、などと言ううれしい話が出るかも知れません。

あと、突然の転勤命令のようなケースで、転居通知の発送が遅れた場合には、きちんとその旨を書いて、さらにお知らせが遅れて申し訳ないと、必ず添えておくと良いです。

引っ越し通知って書いたことがないけれど?

そうですね、警察のキャリア官僚の方たちのように、数年に一回の転勤があるような方以外は、そうそう引っ越しってしませんから、当然ですけれども慣れていないのが普通です。

でも、転居通知にはポイントがありますから、そこを押さえておけば大丈夫です。

まず、ご本人が個人なのか、それとも何か御商売をしているのか、と言うところがひとつめのポイントですね。

個人の場合でしたら、転居の理由を具体的に書いてしまった方が、伝わりやすいです。例えば「両親と同居のため」ですとか、「北海道支社開設にあたり」などのように書いた方が、受け取る方も「なるほど、そうだったのか」と、しっかり受け止めてくれます。

一方、ご商売の場合には特別な理由があるケースでも、いちいち説明をしない方が良いです。もし、経営が悪化して転居と言う場合でも、そんなことを相手に伝えてしまうと、商売上の信用を落としてしまいます。また、繁盛した結果、手狭になった場合でも「なんだ、あいつ、そんなに儲かっているのか」などと言う感情を持たせてしまいがちです。

もし、具体的な理由を伝えたかったら、後日会った時に、直接話をすればいいだけのことです。

個人、ご商売、どちらのケースでも、転居前に受けたご厚情に感謝するフレーズと、今後もよろしくお願いしますと言うフレーズを入れて、誠意を表すことが必要ですね。

次に文面の構成ですが、転居のお知らせ(タイトル)・拝啓または前略など(頭語)・時候の挨拶・転居の理由や日にちなど(主文)で構成されているのが、一般的です。こういった文章の書き方は、インターネットで検索すると的確なものがたくさんありますから、参考にするといいと思います。

また、印刷に出す場合には文章の見本がありますから、その中から選べばいいので、便利です。

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