破損、紛失の場合の補償に関する説明はちゃんとしてくれたか?

引っ越しと言えば、家具や家電、PCなどの大移動です。その量も半端な数ではないし、種類も半端ではありません。

中には壊れやすい物も数多くあります。特に、社会人年数が長くなっていたり、結婚してからの年数が長かったりすると、その分家財道は必ず増えています。子供さんがいれば、なおいっぱいの数と種類になってしまいます。

中には家族との思い出の品や、祖父母の形見の品などと言った、本当に大切な品物もある場合も出てきますから、荷物の破損や紛失などと言ったことには、引っ越し業者も依頼者も、注意を払うべきです。

もしもの場合に、どういった補償をしてくれるのかと言うことは、絶対的条件になりますから、必ず説明を受けるべきです。

と言うわけで、引っ越しの時に起きてしまうかもしれない、荷物の破損や紛失の補償をしっかり説明してもらうことについて解説します。

もしもの時の補償はどこから出るのか?

引っ越しのプロとはいえ、人間のやることですからミスはあると初めから認識しておく、と言うことはある程度必要です。

しかし、そのミスをどうやって保証してくれるのかと言う、財源の問題があります。高額品になればなるほど、トラブルの深さもより深刻になりますから、財源がしっかり確保されていることが、絶対的に必要になります。

こういったトラブルに対応するべく、引っ越し御者の多くは保険に加入していますから、まずその保険加入の有無を確認しておく必要があります。

それと保険の種類によっては、補償の範囲と言うものがあると言うことですから、どんなケースで保険が適用されて、どんな場合だと保険不適用になるのかと言うことを、しっかり説明してもらった方が賢明です。

見積もりに営業マンが来てくれた時などを利用して、しっかり補償についてのことを聞いておくことです。この時に、ハッキリしない引っ越し業者だったら危険だと判断して、他の条件がどんなに良くても、依頼はしない方が良いと言うぐらい、強い心構えが必要です。

紛失防止の手段をしておくことも必要

荷物の紛失と言うものは、多くの場合引っ越し業者のミスなのです。これを防止するための手段を、依頼者側としても取っておくことをお勧めします。

方法としては梱包をされたパッキンに、番号を入れておくことです。さらに、そのパッキンにはなにが入っているのかという、簡単な明細を油性ペンですべてのパッキンに書いておくことです。

パッキンの大小にかかわらず、すべてのパッキンにナンバリングをしておき、明細を入れたら、現場の責任者に確認してもらい、パッキンの総数を把握させてください。

こうしておけば、引っ越し先についてからあれがないとか、何がどこにいってしまって見当たらないなどと言うトラブルはかなりの確率で、防止することが可能です。

それと、できるだけ荷物の積み込みに立ち会って、置き忘れなどがないようにすることも必要だと思います。

もっと言えば、パッキンを運び出す役割のスタッフさんと、荷物を積み込むスタッフさんが分かれているので、運び出されたパッキンを置き去りにして次のパッキンを運びに行った時に、隙が出来ます。この時に、盗難にあってしまうと言う、笑えない事態があると言いますから、監視役を引き受けても良いと思います。

紛失防止は分かったけれど破損防止の方法は?

これに関しては、我々依頼者の方では何もできません。ひたすら、引っ越し業者の技術に頼る他には、方法がありません。

ただし、前述したような思い出の品とか、形見の品などのように二度と手に入らない品物については、自分で運べるサイズだったら自分で運んでしまった方が良いと思います。

他にも、梱包をするときにエアーパッキンを二重にしてもらうとか、何かの注意を引っ越し業者に喚起しておくことで、壊れ物と言うことを強く印象付けることも必要です。

引っ越し業者と上手に話をして、しっかり補償についての説明を受けてください。また、引っ越し本番の時にも、ここにあげたような注意を払っておけば、トラブルを未然に防げますし、最小限にすることも可能です。

このページの先頭へ戻る