強引にダンボールなどを置いていこうとしないか?

あなたは引っ越しのダンボールが実は有料なことを知っていましたか?

ここで「え?」と思った人は、
もしかしたら悪徳業者に騙される可能性があります。

引っ越し業者からもらうダンボールが無料だと思っていた人には
考えを改めてもらう必要がありますが、
あのダンボールはあくまで「契約したら無料」というオプションのひとつです。

それどころか、契約したら無料というわけでもなく、
見積書を見るとはっきり「ダンボール代」として加算する大手業者もあるぐらいです。

ですから、契約もしていないのにもらってしまうと、
後でダンボール代を請求されたり、
契約を了承したということで強引に引っ越しを迫られたりするかもしれません。

こういう手口を使ってくるのはほとんどが悪徳業者だと思っていいですが、
やられてからでは遅いのも確か。

ここでは他にも似たような詐欺まがいの悪徳業者の手口を紹介しておきましょう。

下見にもお金がかかると言われる

一般的な引っ越し業者の場合、
見積もり段階の下見は、本契約前に無料で行なっています。

これには例外がありません。

ですが、中には
「下見をするのも有料です。うちで引っ越すなら無料にしますよ」
といって強引に契約を迫る業者もあるようです。

当たり前ですがこんなことにお金は払えませんので、
消費者センターに相談するといって追い出しましょう。

ちなみに居座るようなら警察を呼ぶ、と警告してもOKです。

見積もりのときに正式な「約款」を見せてくれない

一度でも引っ越しの見積もりを体験したことのある人なら覚えがあるでしょうが、
引っ越し業者はお客さんの家を訪問したときに
「標準引越運送約款」という証明書を見せなければいけません。

これは国から正式に認可された業者だよ、と示すものです。

見積もりのときにこれを見せてくれない業者は、
どれだけしっかり見える業者でも何があるかわかりませんので、
引っ越しを頼むのは絶対にやめておきましょう。

ところが最近では悪徳業者の手口も巧妙になり、
自作の「約款」をササッと見せるようなところもあるようです。

といっても約款が本物か偽物かは分かりづらいので、
怪しいと思ったら、車のナンバープレートを確認してみましょう。

このとき、黒ナンバーや緑ナンバーの車ならちゃんとした業者と分かります。

ですがもし白ナンバーだった場合は、ちょっと怪しいです。
繁忙期などで車両が足りない場合は白ナンバーの車も使うことがありますが、
それでも怪しいのは怪しいので、大手などではないかぎり、
警戒しておいたほうがいいでしょう。

騙されそうになっても消費者センターに相談すればOK

こうした悪徳業者の手口は年々巧妙になっていきますので、
どうしても被害が減ることはありません。

悪徳業者はこちらの「安く引っ越したい」という心理をついてきますので、
なおさら厄介といえますね。

ですが、万が一騙されてしまったとしても、大丈夫です。

基本的に正式な手続きを踏んでいない契約に関しては、
消費者センターに相談することで無効にしたり、
お金を取られていても返金してもらうことができます。

まずは怪しいと思ったら警戒を、
そして騙されたと思ってもお金を払ったりせずに消費者センターに相談を。

これを徹底するようにしましょう。

このページの先頭へ戻る