業者によって得意・不得意がちがう

転勤などで引っ越しをしなくてはいけない、結婚をすることになったので引っ越しをしなくてはいけない、あるいは気分転換のために引っ越しを考えたい、などと引っ越しの理由はたくさんあります。そうなると、どこの引っ越し業者にお願いをしようか、ということになります。

この時に利用者側が考えることは、この「どこの引っ越し業者」という点で、それは信頼性とか、口コミで評判のいいところだとか、料金がリーズナブルかどうかというようなことが、中心になっています。もちろん、これは当然のことで、あって当たり前、なくてはならないことです。

しかし、その前に考えなくてはいけないことがあって、「引っ越しには同じ内容の引っ越しは二つはない」ということです。つまり、似たような引っ越しはあっても、同じ引っ越しはないと言うことです。このために、営業マンが一件ごとに見積もりをして、料金を算出していく必要があると言うことです。つまり、ある意味ではオーダーメイド感覚だと言えます。

数件の業者に見積もりを依頼すると気がつくことがあるのですが、それは引っ越し業者によってかなり料金的な開きがある、ということです。なぜ、見積金額に開きが出てくるのかという問題ですが、これは引っ越し業者の得意・不得意が金額に現れた結果なのです。

引っ越し業者の得意・不得意で起きる料金の違いについて解説します。

業者の規模だけでは決まらない得意・不得意

例えば老舗で全国展開をしているA社とB社があったとします。どちらの無料サービスも同じような内容で、一見すると同じような感じを受けてしまいます。そこで両社に見積もりを依頼したと仮定して、その見積金額はA社がB社よりも安かったというケースもあります。

これは利用者側の条件がA社には得意なことだったので、B社よりもリーズナブルな料金を提示することができた、という結果だったわけです。

また、A社と地元の地域密着型で運営しているC社の見積もり結果で、C社が提示する見積金額の方がリーズナブルだったという結果もあり得ます。もちろん、この時はC社の得意とする範囲で作業ができるからだと言うことです。

例えば大手引越し業者である「クロネコヤマト」や「アート引越センター」と比べて、中小業者である「カルガモ引越センター」や「アクティブ感動引越センター」などでは、依頼する地域によって金額や対応サービスが異なってくるかもしれません。

ただ、それが利用者にとって良いことなのか悪いことなのかはケースバイケースということです。実際にどんなサービスになるのかは、査定をとってみないとはっきりしないので、思い込みだけで決めるのはやめましょう。

得意・不得意の条件にはどんなことがあるのか?

引っ越しの条件はいろいろで、まさに千差万別といったところです。

荷物の量、荷物の内容(高額なピアノや、その他の高額な楽器、それに美術品や骨董品)、運ぶ距離、ペットの有無(爬虫類など特殊なものは高くなる)など、数え上げればきりがないほど、条件は変わります。

こういったすべての条件について、すべての引っ越し御者が得意にしているわけではないので、見積金額には差が出てしまいます。引っ越し業者が得意にしている条件下の作業内容に当てはまれば、リーズナブルだし、そうではなければ高額になってしまいます。

それに、楽器や美術品・骨董品、それにペットについては多くの場合、専門業者に委託するのですが、その業者が持っているノウハウなどで、金額は変わってしまいます。熱帯魚ひとつを考えても、健康できれいなまま遠距離を運ぶのは大変ですから。

どうやって得意・不得意を見分けたらいいのか?

ここが一番問題です。外から見ただけではまったく分からないのが普通で、直接話を聞いても理解できないことが多すぎます。

安い見積金額だったら得意、そうではなければ不得意だと言うことがひとつの目安ですから、数社に見積もりを依頼することが判断基準を得ることになります。

引っ越し料金がリーズナブルで、さらに業者の得意な範疇で作業をお願いできれば、安全・安心ということにもつながります。

でも、いちいち数社に依頼をすると、かなり時間を取られてしまうと言うことがあるので、ここは一括見積を利用してみれば、一回の入力で数社の見積もりが取れますから、すごく便利です。

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