安く引っ越しをしようと思ったらどうしても自分で梱包をしなくてはいけないわけですが、
梱包というのは、正直とても面倒くさいものです。

これだけは何回引っ越しを経験しても思います。

特にダンボールに詰めにくい荷物などがあると、
どうにかできないものかとイライラすることもありますね。

なので、引っ越し業者を選ぶときには、
梱包しにくい荷物を楽に梱包できる専用ボックスがあるかどうかは
確認しておいたほうがいいと思います。

ここでは梱包の難しい荷物と、
業者が用意している特殊なボックスについて紹介しておきましょう。

コートやスーツを吊ったまま梱包できるハンガーボックス

梱包しにくい荷物の代表例といえば、スーツやコートなどの服ですね。

普通のダンボールに入れようとするとどうしても折りたたむことになりますし、
そうするとシワなどが取れなくなるので、
引っ越し先でクリーニングに出さないとダメになってしまいます。

そこで便利なのが、業者が用意しているハンガーボックスです。

クローゼットのような大きなボックスにバーがついているもので、
コートやスーツ、その他折りたたみたくない上着などを
吊ったまま収納して、運ぶ事ができます。

へたれてしまう靴を持ち運ぶシューズボックス

靴も引っ越しで梱包がしにくい荷物ですね。

サイズは小さいのでダンボールに詰めることもできますが、
あまり詰めすぎると靴の形がぐしゃぐしゃになってしまったりします。

またブーツなど大きい靴ならばなおさら。
シワになることもありますし、
ちょっと高めの革靴なんかは擦れるだけで表面がはげてしまったりするかもしれません。

なので、そういうときにシューズボックスがあると便利です。

言ってしまえば運べる靴箱のようなもので、
一足ずつ仕切りで分かれているので靴が潰されて形が変わったりすることもありません。

家族での引っ越しや靴の多い女性の引っ越しでは大活躍しますね。

食器をそのまま入れられるエコ楽ボックス

私が知っている中ではアート引越センターのみの特殊梱包資材ですが、
これは破損しやすい食器をそのまま突っ込んで運べる優れものです。

梱包ボックスの中に穴の開いた緩衝材が詰まっていて、
その中に食器を入れていくだけでＯＫ。

自分で緩衝材を巻いてダンボールに詰めて、というのに比べると、
格段に作業量が減りますね。

ただ、ダンボール量が少し増えてしまいますし、
用意できる業者もアートのみに限られるのは問題です。

中小業者には専用ボックスがないこともある

引っ越しで活躍する専用ボックスは、
契約をすれば無料で貸し出してくれる業者がほとんどです。

下見にきた業者の人に
「○○を梱包したいのだけど専用ボックスはありますか？」
と聞けば、用意してくれるでしょう。

ただし、こういう専用ボックスを用意していない中小業者もあります。

もちろん、
「そんな専用ボックスがなくても安ければいい！」
という人もいるでしょう。

ただ引っ越しで自分の作業量が減るのは、直接満足度に影響します。