引っ越し業者と契約を結ぶまでに、電話がいっぱいかかってくるから非常に腹立たしい、と言うことを言っている人もいます。
確かに、仕事中だとか、電車やバスの中にいる時、あるいは何かの理由で図書館や病院などに施設にいる時にかかってくる電話は、相手がだれであっても迷惑なものです。それが、引っ越し業者だと言うことになると、本当に腹が立つかもしれないですね。
実際にはどうなのでしょうか? 引っ越し業者が掛けてくる電話について解説します。
引っ越し業者はなぜ契約前なのに電話をかけてくるのか?
まず、見積もりを頼むと言う行為をしないと、当然のことですが電話はかかってきません。では、なぜ見積もりを頼むと電話がかかってくるのか、と言うことです。
これは当たり前なのですが、用もないのに見積もりを頼む人はほとんどいないと言うことが大前提で、引っ越しをしたい人が見積もりを頼んでくるからです。
そうなると、自社にだけ見積もりを依頼したと言うことを考える営業マンは、ほぼ皆無ですから、他社に抜かれてしまうことを恐れて、なるべく多く依頼者と接触して情報を得ようとするからです。
そうして得た情報をもとに競合他社を抜けるような、できるだけ依頼者の要望に合うような見積もりを作成することが、契約前に課せられた営業マンの仕事だからどうしても電話はかけてきます。
メールでは済まないのか
メールでは済まないケースも多々あると言います。会話をしていると、メールを書いているときには出てこなかったような要望を見つけることが出来ますから、やはり会話は依頼者にとっても必要なのです。
それに、サービス内容についても、より詳細に伝えておかないと後でトラブルのもとになってしまったりするケースがあるので、これを避けるためにはやはり依頼者との会話は、営業マンにとっては非常に重要だと言います。
そうして、依頼者の希望・要望をしっかり聞いたうえで、あらかじめプランを打ち合わせてから、営業マンは下見にやってきます。その結果、荷物の正確な量とか、道幅によって使えるトラックの種類を決めるとか、そう言ったことを確実に数字にして、しっかりした見積もりができます。
もちろん、引っ越し先の現状も下見にいって、エレバーター使用可否や、道幅などを確認することは言うまでもありません。
こういったことをするために、初めに電話である程度詳細な状況を把握しておかないと、お互いに無駄な時間を使ってしまう、あるいは後でトラブルのもとになることもあるので、どうしても電話は必要不可欠になります。
見積もりを依頼すればどうしても電話はかかってくるのか?
そうですね、必ずかかってくると思っていた方が良いです。むしろ、かかってこないような会社は、逆にあまり信用できないと言うことも言えます。
ただし、会話をしていて嫌な感じを受けたら、他のところに決めたからと言って断ってしまえば良いだけの話ですから、あまり重く感じない方が良いと思います。
それで、見込みのある引っ越し業者には、「電話連絡は○時から×時の間にして欲しい。その他の時間帯は、電話に出づらいので止めて欲しい」と、しっかりこちらの希望を言っておくことが必要です。
あとは見積もりを頼む時に、電話番号が必須ではなければ、電話番号を入力しないでおくことです。メールもスマホではなくPCのアドレスにしておけば、帰宅後にチェックするだけで済みます。
チェックの結果よさそうなところを選んで、こちらから電話をするという方法もあるのではないでしょうか?