引っ越して理想の新居に移ったのはいいけれど、料理をするのが面倒なので、相変わらずインスタント食品などのジャンクフード中心の食事。こんな人って、結構多いようですね。
でも、ジャンクフード中心の食事をしていると必ずといってもいいほど、栄養バランスの問題が出てきます。
ビタミンやミネラル、それにタンパク質の摂取が少なくなったリ、脂質や塩分の摂取量が多くなりすぎたりなどの結果、健康に問題が出てくるリスクが可能性として高くなります。
それは分かっているけれども、本格的とまではいかなくても料理をするとなると、やはり構えてしまうので敬遠しがちですね。
でも、包丁とまな板、それに塩や胡椒、ケチャップに醤油、その他の調味料があれば案外簡単に料理はできてしまいます。
料理を簡単にさせてくれるのは、なんとオーブントースターなのです。オーブントースターはトーストを焼く以外にも使い道がたくさんあって、とてもべんりなクッキングツールなので、今回はオーブントースターの活用術を解説していきます。
オーブントースターでパンを焼いているだけではもったいない
オーブントースターはパンを焼くだけ、と言う人もかなりいるでしょう。でも、オーブントースターをそれだけのことで使っていると、なんとなく宝の持ち腐れ的になってしまいます。
アイディア次第では、オーブントースターの使い道はかなり多岐にわたります。その活用法をいくつかあげてみます。
料理を盛るお皿を温める、小さ目な肉や魚を焼く、買ってきた揚げ物を温める、冷凍食品を解凍する、ジャガイモを焼く、ピザトーストを焼くなど、簡単に考えてもこれだけあります。
特に、買ってきた天婦羅やカキフライ、豚カツなどの揚げ物を電子レンジで温めると、具材から水分が大量に出てしまって、コロモが変にぐっちゃりとしてしまい、二度と喰いたくないって言う感じなります。
でも、オーブントースターを使って温めると、こういうことにはなりません。もちろん揚げたてと言うわけにはいきませんが、何か被害を受けたと言うような意識にはならないで済みます。
それに、電子レンジとの合わせ技で、グラタンなども簡単に作れてしまうので、使い方次第ではかなり重宝します。
オーブントースターでどんな料理が簡単に作れるの?
簡単なものから、見た目は本格的ですが実は簡単な手順なものまで、かなり幅広く作ることができます。
肉や魚介類を使ったものや、野菜中心のものなど、アイディア次第で幅は広がっていきますから、実はアイディア勝負と言う感じになります。
いくつかの料理を上げてみますから、参考にしてください。
エビと玉ねぎのオーブントースター焼き
ブラックタイガーぐらいの大きさのエビを好きなだけと、玉ネギとブロッコリーも好きなだけを用意してください。
エビは殻をむいて背ワタを取っておきます。玉ねぎは5mm幅ぐらいに切って、ブロッコリーは小房に別けます。
エビに塩と胡椒で下味をつけて、アルミホイルに玉ねぎとブロッコリーと一緒に並べて、包んでください。この時焼くと出てくる水分対策として、アルミホイルは二重にしてください。
あとは耐熱皿に置いて、そのままオーブントースターに入れて15分ぐらい焼いて完成です。レモンを絞ってから、フレンチドレッシングを付けながら方食べるとかなり旨いです。タルタルソースでも良いですよ。バゲットと白ワインをお供にどうぞ。
ピザみたいなピザトースト
耳を取った食パンを手の平で潰します。その上に、スーパーで売っているピザソースを塗って、玉ねぎとピーマンなど好きな野菜とベーコンやハムなどを並べます。その上に、やはりスーパーで売っているピザ用のチーズをのせて、オーブントースターで10分ぐらい焼いて完成です。
パンを潰しているので、ピザ生地に近い食感が出るのでなんとなく、ピザを食べているような感覚になります。仕上げにエキストラバージンオリーブオイルをかけまわすと、かなり本格的になります。ビールや白ワインのおともになります。
串のない塩味の焼き鳥
鶏のもも肉を好きなだけ、食べやすい大きさに切ってください。切ったらボールに入れて、日本酒と水を入れて揉み込みます。結構多めにいれてもOKです。肉が吸い込み切れなくなった液体は捨ててください。
その後オーブントースターのトレイにアルミホイルを敷き、サラダオイルを塗ってください。そのトレイに、3cm長さに切ったネギと一緒に鶏肉を並べて、軽く塩を振ってから焼きます。この時に皮は裏になるようにしてください。
7〜8分焼いたら鶏肉とネギをひっくり返して、好みでしし唐を入れます。この時に再び軽く塩を振ります。その後3〜4分焼いて皮をパリッとさせて完成です。多少焼過ぎになっても、肉に酒と水分をしみこませているので、あまり硬くはなりません。
お皿に盛ったら、七味唐辛子や粉山椒、柚子胡椒などを添えて味を変えながら楽しんでください。ビールや日本酒、焼酎などのお供にピッタリです。あと、ご飯も進みますよ。
スイーツも焼けるぞ
薄力粉とバターを60gずつ、それにシナモンパウダーを小匙1、ナツメグを少々、ベーキングパウダーを小匙半分程度、砂糖を10gぐらい(好みで増量してください)、それにラム酒を小匙2ぐらい(これも好みで増量してください)、あとは好みのドライフルーツを入れて混ぜます。
よく混ざったら、卵黄1個(全卵を使うときは腰が切れるまでよく混ぜてください)を入れてさらに混ぜてください。好みでバニラエッセンスを入れてもOKです。
あとはオーブントースターのトレイにアルミホイルを敷いて、混ぜた生地を流し入れてから、10分弱、だいたい7〜8分焼くと出来上がりです。焼き上がったところに、さらにラム酒を刷毛で塗ると、抜群の風味になります。ちょっと酸味のあるコーヒーや、紅茶とよく合います。
なんとご飯も炊けちゃいます
アルミの弁当箱や耐熱容器があると、ご飯が炊けちゃいます。米一合を洗って、20〜30分ぐらい水に漬けておきます。その後、米と水200ccを容器に入れて耐熱の蓋をして、オーブントースターに入れます。15分ぐらい加熱してからさらに20分ぐらい蒸せば、ご飯が炊けます。
この時に水の代わりに好みの味にした出し汁を入れて、ササガキゴボウと鶏肉、それに油揚げなどを入れて炊くと、なんと炊き込みご飯もできてしまいます。
このほかにもナッツ類にサラダオイルをまぶして焼くとか、キッシュの生地を作って焼くなど、本当にいろいろなことができるのがオーブントースターです。
上手に活用すれば、本格的なオーブンがなくても、いろんな料理を作ることができます。