せっかく引っ越すのだから、この際新居のインテリアにも工夫をしてみたい。特に、部屋を広く、スッキリしたいと言うことは、多くの人が望むところですね。
実際に広くはならなくても視覚的に広く見えれば、かなりリラックスできます。でも、どうやって部屋を広く見えるようにすればいいのか、ということは意外に難しいと考えてしまいがちです。
では、プロのインテリアコーディネーターにお願いをしてみようかとも考えるのですが、やはりかなり高額な料金がかかりそうだし、などということで躊躇してしまいがちでもありますね。
それに、なんとなく自分でやった方が楽しそうだし、その後のアップグレードも楽しみになるからここは自分でやってみたい、という人もいます。
そこで今回は、自分でもできる部屋を広く見せるテクニックについて、お話をしていきます。
部屋を広く見せるテクニックって視覚的な効果だけなの?
問題はそこですね。実は、視覚的に広く見せるためには、実際にもスッキリさせないとならないので、事実上も使えるスペースが広くなるということがあります。
特に、視覚的に広く見せるためには、「導線」をしっかり確保しなければならないので、実用上もかなり使いやすい部屋になることは確かです。
ただし、物を増やすと、すぐにこの効果はなくなってしまうので、何かを購入するときには、必ず収納スペースのことを考えてからにしないと、置き場所がなくなってしまうのでついつい導線などに物を置くことになってしまうので、要注意です。
じゃあどうやって部屋を広く見せるの?
これには基本的に四つの方法があります。
その四つを、ひとつずつ説明していきますね。
壁面を収納スペースにしてしまう
壁面という場所を上手く使うと、かなり大きな収納スペースになります。収納機能のついた壁面収納家具などを使って物をすべてこの中に収めてしまうと、実際に物があちらこちらに散らかることがないので、導線を確実に取ることが出来ます。
食器棚なども、単に食器だけを収納出るものではなく、電子レンジや炊飯器なども一緒に置けるものにすると、かなりスッキリしますし、実際に使いやすくなります。
鏡と間接照明を上手に使う
照明を間接照明にすることで、いろいろなことを曖昧にできますから、実際よりも広い空間に見せることが可能になります。
次に、部屋の突き当りなどを鏡貼りにしてしまうと、奥行きが分からなくなるので、視覚的には相当広がって見える効果があります。
このふたつを上手に組み合わせることで、部屋は劇的に広く感ることが出来ます。
壁や天井、床の色を明るい色にする
色で部屋の広さが変わって見えると言う、視覚的な効果があります。部屋を構成しているすべての部分、床・壁・天井の全てを明るい色に変えてしまうとかなり広々と見えます。
もし、床などのフローリングを変えることが出来ないのでしたら、なにかカーペットなどの敷物を使って、明るく見せる工夫も必要ですね。
あとは、カーテンなども大きな面積を持っているので、明るい色にしたいところです。
できれば色は同系色で統一した方が、無難にまとめることが可能です。
視線が奥まで通るようにする
部屋の入り口から奥まで、しっかりと視線が通るようにすることが、広さを演出するひとつの、大変大きなポイントです。
このために、やはり導線はしっかり確保する必要がありますし、物が散らばっていてはいけません。
それと、ソファーやTVボードなども、なるべく背の低いものを選ぶと、視線を邪魔しづらくなるので、広さを演出する大きな要因になります。
他にも脚付きの家具などで、床が見えるようにすることや、テーブルの天板がガラスや透明なアクリルなどにすることでも、床が見えますから効果的です。この場合、テーブルクロスも全面を覆うようなものは避けて、素材もレースのようなものを使うことをお勧めします。
あとは家具のレイアウトですが、ソファーのような存在感のあるものは、できるだけ入り口から遠いところに置くことが必要です。できれば、入り口ドアの対角線上に置くことが、ベターなレイアウトですね。
入り口から離れたところにあれば、それだけ入り口周りの空間が大きく感じられますから、部屋を広く感じさせる演出になります。
ここ二あげた四つ以外にもありますが、まず、この基本的な四つの要素を消化してから、チャレンジしてみましょう。