女性一人の引っ越しといえば何かと気がかりなことが多いと思います。
自分の荷物を男性スタッフに触られたりというのはもちろんですが、
いかに引っ越しといえども、自分の部屋に知らない男性に立ち入られることに
抵抗がある人だっているでしょう。
ちなみに弁護するわけではありませんが、
こうしたことは引っ越し業者のスタッフも同じことを考えています。
一度女性の一人暮らしの引っ越しを担当したときは、
仕事をしているだけなのに、
「何か不審な行動を起こすのでは?」と監視されている気がして
仕事がやりにくくてしょうがなかったですね。
そういう事情を察してか、
現在ではアート引越センターの「レディースパック」を代表とした
女性スタッフのみで行なう引っ越しプランの需要が高まっているようです。
スタッフも全員女性であれば客も安心して荷物を任せられますし、
細かい気配りなんかもできるとおおむね好評ですね。
ですが、こういう女性のみのプランにはちょっとした注意点もあります。
レディースパックを使うときの注意点
引っ越しをするときは一括見積もりサービスなどを利用して、安い業者を探したり、
ときには営業マンと引っ越し料金の値引き交渉をしたりして、
できるだけ料金を抑えるようにしますよね。
ですが、こういうことができるのは普通の引っ越しプランだからです。
単身パックやレディースパックなど、
決まったプランやサービスのある引っ越しの場合、
そのサービス自体が定額となっていることが多く、
値引き交渉はできても、半額になったりすることはまずないと考えてください。
そのため、普通の引っ越しよりもかなり料金がかかる覚悟はしたほうがいいです。
また荷物に重たい家具などがある場合、
女性スタッフでは運ぶことができず、男性スタッフが一部随行することもあります。
もちろん作業の大半は女性スタッフがやるのですが、
一瞬たりとも男性に関わってほしくないという場合は、
あらかじめそういう旨を伝えておくといいかもしれません。
ただし、そこを断わると、
「それではうちの女性スタッフだけではできません」
と断わられることもあります。
そればっかりはどうしようもないですね。
大手の業者ならばパックがなくても希望でどうにかなることも
女性スタッフのみのプランといえば、
アート引越センターのレディースパックが有名ですが、
そのほかにも大手では女性スタッフのみの引っ越しプランがあったりします。
またレディースパックに似たプランがない業者でも、
希望欄に「女性スタッフに作業をおねがいしたい」
と書いておけば、もしかしたら希望に沿ったスタッフを集めてくれるかもしれません。
とはいえ、こういう希望が通るのは、
引っ越しできるだけの女性スタッフがそろえられる大手ぐらいなものです。
しかも女性スタッフ自体のスケジュールもありますので、
引っ越し予定日の選択肢はある程度狭まることを覚悟しておきましょう。
こうした注意点などはありますが、
それでも使った女性からの評価が高いのがレディースパックです。
多少我慢をして普通の引っ越しプランで安くするか、
それとも高くても女性スタッフのみでやってもらうかはあなたの自由です。
いずれにせよ、後悔しないようにしっかり業者の人とも相談してみましょう。