引っ越しも終わって、晴れて新居の主となった。なんとなく開放感があって、今までの日常とは全然違う。こんな感覚を求めて敢えて一人暮らしを始めた人は、かなり多いと思います。
初めのうちは誰でもこんな感覚を喜びをもって迎えるのですが、なんとなく次第にこの感覚も違うのかなと感じてくる人も出てきます。なにが違うのか、と言うことなのですが、一言でいってしまうと「寂しさ」と言う言葉に集約されるケースが、かなりあると言われています。
部屋に帰ってきても灯りがついているわけでもないし、人の温もりを感じることもないからですね。食事をして、入浴を済ませても誰かと会話をするわけでもないし、特別に何かをすることもないので、よけいに寂しさは増幅されていきます。
こうなると、なぜなのか、出てきてしまった実家にいた時のことを思い出したり、ただやかましかった両親や兄弟のことを思い出したりします。そうです、ホームシックと言う、厄介な症状ですね。
このホームシックをどうやったら乗り越えられるのか、他の人はどうしているのかなどと言うことをなかなか人に訊くことはできないかもしれません。大見栄を切って、一人暮らしを始めてしまったからですね。
今回は、ホームシックになったときにすればいいのか、と言うことについて解説をしていきます。
ホームシックからうつ病になるって聞いたことがあるけど?
ホームシックになった全部の人がうつ病になるのかと言えば、そんなことはないのですが、可能性としてはあります。
うつ病と言うものは、基本的にストレスを溜めこんでいると発症することがあると言いまうすか、ホームシックだって立派にストレスなので、油断をしないことが大切です。
ホームシックを解消する方法を教えて
ホームシックを解消する方法は、いくつかあります。中でも、代表的なものをあげていきますから参考にしてください。
気持ちが安らぐ場所を見つける
まず、居心地の良い場所を見つけることですね。優しいマスターのいるカフェやバー、気さくに話を聞いてくれる大将のいる居酒屋、自然が豊かな公園などのように、職場や学校以外で、自分が解放される居心地のいい場所を見つけてください。
要するに、自分の居場所を見つけておくことが、ホームシックから立ち直る大きな要因になります。
ペットを飼育する
犬や猫などは駄目でも、小鳥はOKと言うケースは案外多いです。小鳥の中でもインコは、言葉を教えると覚えてくれるし、手乗りになるとすごくなつきます。
セキセイインコなどは寿命が4,5年ぐらいですが、コザクラインコやボタンインコなどは10年以上生きる個体がざらです。もうちょっと大きな種類で、ダルマインコなどは20年以上の寿命がありますから、大事にしてあげると本当に家族のようになります。
愛情をもって戯れてあげるとインコも凄く喜んで戯れ返してくるので、寂しさを感じることはなくなります。
ただ、かなり飛翔力がありますから、窓を開けっぱなしにして籠から出すことは止めた方が良いです。できれば、内羽を切っておいた方が安全です。
趣味のサークルに入る
なんでも良いのですが、趣味のサークルを見つけて入会することも良いことです。サークル活動以外の日でも、仲間と連絡を取り合って食事をしたり、お酒を一緒に飲むなどと言うこともできます。
同性だったら気軽に部屋にも呼べますから、部屋飲みをしながらいろいろな話をして、親交を深めることもできます。
完全に一人だと言う状態になってしまい、誰とも会話をすることもないと言うことからは、かなり離れることができます。
とにかく全体的に考えてみると、ペットを飼うこと以外は人と接する機会を持つことが大事ですね。
人と接してコミュニケーションを取ると言うことは、社会の中で一人きりではないと言うことを実感させてくれますから、ホームシックなどの孤独感を払拭するためには、ものすごく重要なことになります。
親しくなればたまには口喧嘩をすることもありますが、それは親しさの裏返しですから、気にすることはありません。喧嘩ができるほど仲が良くなれば、かえって幸せなのかもしれません。