「引っ越しをしたら近所の人に挨拶に行く」というのは、
昔からずっと続いてきた風習です。
・・・が、最近ではその風習が廃れてしまったというか、時代が変わって、
逆に引っ越し後の挨拶をしないほうがいい、なんてことも出てきました。
そもそも引っ越したあとに近所の人に挨拶をしにいくのは、
近所付き合いをするので、まずは顔合わせに・・・ということでした。
ですが、最近はどうでしょう?
近所付き合い自体が減ってきていますし、
マンションの隣の部屋の人がどんな人か知らない、なんて普通にあることですよね。
また、逆に考えると分かりやすいですが、
マンションに住んでいて隣に引っ越して来た人が挨拶に来たとしても、
女性ならば覗き窓から確認するだけでドアを開けたりしないのではないでしょうか?
だってこちらからしたら知らない人なわけですし、
その後顔を合わせることだってほとんどないはず。
付き合いもないのですから、挨拶はいらないという人もいると思います。
このように場合によっては、
引っ越しの挨拶なんかをしなくていいこともある、ということです。
といっても、普通は挨拶をしなくてはいけないことのほうが多いので、
そういう場合はしっかりと挨拶をしておくこと。
念のため、ここでは挨拶したほうがいいケースといらないケースを、
私の個人的な意見ですが、分けておきました。
引っ越しの挨拶が絶対に必要なケース
新居が戸建て
マンションとは違い、戸建ての新居に引っ越した場合、
地域の活動に参加したりすることもありますので、
道を挟んで向かい三軒と両隣のお宅には挨拶をしておきましょう。
近隣住民との関係が深い家には空き巣被害が少ないというデータもあります。
しっかりと礼儀を通しておくのはトラブルを避ける意味でも重要です。
子どもがいる
当たり前のことですが、子どものいる家庭の場合、
近所でも同い年の子どもがいたりして、そこから関係がつながることもあります。
もしそうであるにも関わらず、近所に挨拶に行っていないと、
「あそこの家族は礼儀をわきまえない」などと
いらぬ噂が広がってしまうこともあります。
引っ越しの挨拶が要らないケース
学校や職場などの絡みもない普通のマンション
引っ越しの挨拶が要らないケースはひとつ。
とにかく近所との今後の絡みが考えられないマンションに引っ越たときです。
こういう場合はそもそも顔なじみになる必要がありませんので、
引っ越したときの挨拶は不要。
むしろ変に挨拶に伺って、怪しまれるほうがショックです。
それでも一応は・・・と思うならば、わざわざ在宅を確かめなくても、
簡単な挨拶状と粗品だけドアノブにかけておくだけでいいでしょう。
挨拶状に「お訪ねするのはご迷惑かと思いますので、このような形で失礼します」
などと一言を添えておけば、少なくとも悪い印象を持たれることもないでしょう。