学生や単身赴任の人が引っ越しをする場合、
「単身パック」の利用を考えることもあると思います。
単身パックは荷物が少ないことを条件に、通常の引っ越しより安く設定されていますから、
たしかにその方がお得になるケースはあります。
ただし荷物が少し多い人は、単身パックだと逆に割高になることもあります。
必ず単身パックを含め、複数業者に見積もりをした上で決めるようにしましょう。
初めての一人暮らしなら単身パックが利用できる場合もある
単身パックは、決まった大きさのコンテナに荷物が積み切れることを条件に、
料金を割り引くものです。
コンテナは、トラックに複数を積み込むことができるため、
トラック1台を使う通常の引っ越しに比べて安くできるというわけです。
このコンテナに詰める荷物の量ですが、例えばヤマト引越しサービスを例に取ると、
次のようになります。
miniタイプ
- ダンボール箱 15箱
- 衣装ケース 3個
- 布団袋 1袋
標準タイプ
- 冷蔵庫(2ドア)
- 洗濯機(4kg)
- 電子レンジ
- ダンボール箱 10箱
- 衣装ケース 3個
- 布団袋 1袋
- スーツケース 1個
これを見ると、単身パックで積み込める荷物の量は、
かなり少ないことがわかると思います。
学生や単身赴任が初めて一人暮らしをはじめる場合、
家具や家電製品や引っ越し先で揃えることになると思います。
そうであれば、引っ越しで運ぶ荷物は、上の範囲で収まる可能性がありますね?
その場合には、単身パックの利用が割安になる可能性はあります。
必ず複数業者の見積もりを比較すること!
単身パックは、荷物が上のコンテナに収まりきれなかった場合、
コンテナを2つ使うことになります。
すると料金は一気に2倍になり、通常の引っ越しと比べて非常に割高です。
また単身パックは、主に大手業者が提供するサービスで、
大手業者は通常の料金自体が中小業者より高いことが多いです。
そのため通常より割安になっているとはいえ、中小業者まで比較した場合には、
そちらの方が安いこともあります。
ですから単身の引っ越しでも、初めから単身パックに決めてしまうのではなく、
必ず複数の業者の見積もりを比較するようにしましょう。
その上で一番安い業者を選ぶのが、結局は料金は安くなります。