重曹を使えばリビングもキッチンもピカピカに!

掃除の悩みとして、キッチンやリビングなどのように常に人がいる場所があります。ピカピカにしたいけれど、洗剤をあまり使いたくないという場所だからですね。

特にキッチン周りは、できれば界面活性剤を使わないで安全に綺麗にしたい、と言う代表的な場所ですし、赤ちゃんがいる家庭ではリビングもやはり界面活性剤は使いたくないですよね。なにしろ界面活性剤は体に良くないということは、周知の事実ですから。

じゃあ、いったい何を使えば安全に、しかもピカピカにできるかと言う問題があります。でも、ここは重曹に任せてみたらどうでしょう?

住宅用の洗剤独特の刺激臭もありませんし界面活性剤とは無縁だけれども、しっかり汚れを落としてくれて、気持ちよくピカピカにしてくれます。

そこで今回は、重曹を使ってキッチンやリビングを綺麗にする方法を解説していきます。

そもそも重曹ってなに?

重曹は「ふくらし粉」と言って、料理にも使っている炭酸水素ナトリウムという物質です。炭酸水素ナトリウムの結晶を粉末状にしたものが、流通している重曹です。

重曹は弱アルカリ性で、油汚れなどの酸性の汚れに対して、かなり強力な洗浄力を持っていますから、キッチン周りやリビング用に油や人脂で汚れる場所の掃除はピッタリです。

重曹の粉は物を傷つけない程度の硬さがありますから、研磨剤としての能力もあるので、こびりついた油汚れを科学的にだけではなく、物理的にも落とすことが可能です。

強力な界面活性剤のように肌に刺激を与えませんから、手荒れも最小限度ですし、手荒れの手入れも簡単にできます。

それに、なにより人体に無害だということが、一般的な洗剤とは一線を画するところですね。

重曹を使った掃除のやり方ってどうやるの?

対象になる場所によって、重曹の使い方も違ってきます。そのまま振りかけて使うとか、水に溶かして使うとか、たっぷりの重曹に少しの水を足してペースト状にして使うなどの方法があります。

ここでは、代表的な使い方をいくつかあげていきます。

キッチンの換気扇とガス台を掃除する

キッチンの換気扇って気がついたらひどい油汚れが付いていた、なんて言うことがざらにあります。でも、その汚れを見てしまうと掃除をすることにためらいが出てしまうほど、ひどい汚れになっていることが、ほとんどです。

この場合、重曹2に対して水を1程度の比率で混ぜて、ペースト状にして換気扇に塗ってください。その上からティッシュペーパーなどを張り付けて、1時間ぐらい置いてから、スポンジや歯ブラシで擦って汚れを落としてください。

油がこびりついたという意味では、ガス台も同じやり方で綺麗になります。汚れが取りきれない場合には、重曹の溶液を付けた歯ブラシなどでさらに擦ると綺麗になります。

電子レンジを掃除する

重曹溶液で濡らしたタオルを軽く絞って、回転トレイの上に乗せてください。そのまま、2〜3分加熱してから、重曹の溶液で濡らしたタオルを硬く絞ったもので、中を拭いてお終いです。汚れだけではなく、臭いも取れます。

シンクを掃除する

キッチンペーパーなどに重曹溶液を付けて、キッチンのシンクに貼り付けます。ハンドスプレーにいれた溶液をシンクに吹き付けてから、キッチンペーパーを貼りつけてもかまいません。

数十分置いてから、重曹溶液に漬けたスポンジやブラシで擦ってください。これで落ちない場合は、汚れがアルカリ性の場合が考えられますから、クエン酸クリーナーを使うか、食酢を使って同じようにすると、汚れが落ちます。

水道の蛇口を掃除する

濃い目の重曹溶液に歯ブラシを漬けて、蛇口を擦ってください。これだけで綺麗になります。重曹ペーストを付けて作業をすると、かなり酷い汚れも簡単に取れます。

排水口やゴミのコーナーやゴミ箱を掃除する

排水口やゴミのコーナーには直接重曹の粉を振りかけて、しばらく置いておきます。その後、歯ブラシなどで擦ってから水で流せば終了です。

ゴミ箱は内側を水で濡らしてから、重曹の粉を振りかけてしばらく放置します。その後、捨ててもいいスポンジで擦ってから水で流してください。

水気が乾いたら、最後に少量の重曹の粉をゴミ箱の底に巻いておくと、消臭効果がありますから、ゴミの臭いで困ることもなくなります。

フローリングを掃除する

フラーリングの床は、案外人脂で汚れているケースが多いです。あらかじめ掃除機でごみを吸い取ってから、重曹溶液に漬けて絞った雑巾で拭くだけで綺麗になります。

カーペットや畳を掃除する

重曹の粉を直接カーペットにまんべんなく撒きます。そのまま30〜40分ぐらい放置してから、掃除機で吸い取ってください。臭いなども綺麗に取れます。

そのあと、重曹の溶液に漬けたタオルなどを硬く絞って、軽く毛並みを逆立てるようにして、拭き掃除をするとさらに綺麗になります。ただし、カーペットを拭くときは、軽くなでるようにすることと、タオルは硬く絞ることが肝心です。

拭き終わったら、毛並みを元通りにきちんとそろえてから自然乾燥させれば、相当気持ちよくなります。

畳みも同じようにして掃除機でごみを吸い取ってから、重曹溶液に漬けたタオルなどを硬く絞ったもので拭いていください。サラサラしてかなり気も持ちのいい感触になります。

他にも下駄箱の中に、広口の容器に入れた重曹を置いておくと、脱臭作用があります。玄関マットも、カーペット同じように掃除をすると気持ちよく使えますよ。

また、重曹を使って壁や天井をきれいに掃除する方法については、こちらの「壁や天井をきれいに掃除する方法」を参考にしてください。

何かと使える重曹は、常に常備してあると便利ですね。

このページの先頭へ戻る