引っ越しを機会にして、この際スッキリするために不用品を整理しよう。などと思いきると、かなりいっぱい品物が出てきてしまいます。
中には、まだ封を切っていないDVDや、綺麗なままの本や年代物の漫画などや、それほど使っていないバッグや一度袖を通しただけの衣類など、捨てるのにはかなり抵抗があるものもあります。
それに、買い替えたために浮いてしまっている電子レンジや、二台あるから一台は不要な自転車などなど、あとからあとから品物が出てきてしまいます。
こんなものをただ捨てるだけでは、かなりもったいないので売ろうかなと思った時に、少しでも高く売れる方法やコツってないものなのかな、という疑問が湧いてきます。
そこで今回は、不用品をできるだけ高く売るコツ、と言うことについて解説をしていきます。
不用品が買い叩かれるのは売り方が問題
不用品を即現金化するためには、一般的にリサイクルショップに持ち込むケースが多くあります。
しかし、持ち込んだ品物いかんではまったく値段がつかずに買い叩かれるとか、あるいは値段がつかずに買い取ってもらえないケースもざらにあります。
でも、持ち込む先を変えるだけで何十倍にもなり、時には百倍もの値段がつくケースもあります。
要するに、相手が持ち込んだ品物をどれだけ必要としているかどうかが、買い取り価格に大きく反映されるので、売り方の問題と言うことになります。
例えばどんなことがあるの?
例えば、年代物の漫画をブックオフに持ち込んだと仮定します。年代物ですから日焼けをしていたり少し折れがあったりなどと、とても美本と言うわけにはいかないので、大量に持ち込んでも数百円にしかならなかったとします。
これを古い漫画を中心に扱っているようなお店、とくに東京近郊だったら中野区の「マンダラケ」などのようなところに持ち込むと、万単位になることも決して珍しくはありません。
同様に、ハードボイルド小説や警察小説を、時代小説専門を主に扱っている古書店に持ち込んでも、十羽一絡げの値段しか付きません。逆に、ハードボイルドや警察小説を主に扱っている古書店に持ち込むと、きちんと一冊ずつ評価してくれて、それなりの値段で買い取ってくれます。特に、人気作家の本が美本だったらかなり高額で引き取ってくれます。
おなじ古書店だからと言って、全部のジャンルの本が同じ条件で扱っていると言うことはないので、得手・不得手があると言うことを把握しておきましょう。
また、ヤフオクなどに出品しても、ブックオフや的外れの古書店に持ち込むよりは、かなり高額で落札できます。リサイクルショップはどうしても、家賃や人件費がかかってしまうので、その分買い叩かれるケースは多く発生します。
それと、リサイクルショップでも家電が得意なところに衣料品を持ち込むとか、その逆などの場合には、どうしても「不得手な商品」になってしまうので、驚くほど安い買い取り価格になってしまいます。
くれぐれも、持ち込む先を間違えないようにすることが、大切な条件になります。
汚いと買い叩かれる
おなじ品物を並べておいても、汚いものは売れませんけれど、綺麗な状態だと早く売れていきます。
これは買い取る側の人の感覚も同じで、品物を持ち込む時には綺麗にしておくことが必要です。そうしないと、買い取る方のモチベーションが低下するし、綺麗にするための手間を考えて安い値段しか付けてもらえません。
家電や自転車なら、徹底的に掃除をして磨いてから持ち込むことが必要だし、衣類でしたら最低限、アイロンがけをして、きちんとプレスした状態で持ち込まないと値段は思ったように付けてもらえません。
ネットオークションに出す時にも、なるべく綺麗に写真を取っておく必要があります。
売るタイミングを間違えないこと
買った側が在庫負担にならないタイミングで、品物を持ち込むことも大切な要素になります。
例えば、夏の終わりに近いシーズンに、夏物の衣料を持ち込んだとします。お店側としては、すでに夏物の処分を考えていますから「今頃持ち込まれてもな〜」と言う感覚になります。この場合には、相当買い叩かれるか、買い取ってもらえないケースもあります。
持ち込んだものが相当人気のあるブランド品でも、「今シーズンは店に出しても正価では売れないから、来シーズン売るかな」となってしまいますから、その間は在庫品として寝かせておくので、金利負担分安く買い叩かれます。
他にも漫画や本なども、TVドラマ化されたり映画になったりすると、一気に買い取り価格が上がることがあるので、注視している必要があります。
このように、いくつかのコツと言うのかポイントがありますから、上手に売ることを心がけることが、高く売れることにつながります。