なんとか梱包は終わったし、あとは引っ越し屋さんにお任せして、新居で荷物を出せばOKだ。なんて思っていると、実はこの新居での荷解きと言うことが、すごく大変になってしまうケースが多いですね。
新居に全ての荷物の搬入が終わり、いざ荷解きをしようと思ったら、うず高く積み上げられたパッキンの山を見て「いったいどれから手を付ければいいんだ」、という具合に唖然としてしまうことが結構あります。
結果的に、手当たり次第にパッキンを開けてしまい、収拾がつかなくなって、自棄になりながら作業をしなければいけない、という経験のある人も少なくないと思います。
では、どうやったら新居での荷解きを効率的に、しかも確実にやることが出来るのか、と言うことについて解説します。
効率よく確実に荷解きができる要素は梱包をするときから始まっている
当然ですが、新居の間取りなどはあらかじめ下見にいって、しっかり把握できているはずです。そうすると、どの部屋には何の家具を置くのか、というレアウト自体も決まっていなくてはいけないですね。まず、ここが大きなポイントになります。
この結果、梱包をするときに食器だったらどこの部屋にいれるのか、と言うことがすでに決まっています。この食器を入れたパッキンには、例えば「食器・リビング」などとしっかり記入しておくべきです。それも、側面全部と上面に記入して、どこから見ても分かるようにすることです。
すべてのパッキンにこういうことを明記して、引っ越しの当日にクルーのリーダーにこのことを伝えて、パッキンの記入どおりの位置に荷物を運んでもらうことが必要です。
それと、案外手間がかかるのが衣類です。特に長尺タイプのワンピースやコートなどは、皺にならないように梱包することが非常に大変です。そこで、極力皺にならない梱包の仕方をしておくと、ただ出してクローゼットにつるせば終わり、と言う状態を作ることが大切なポイントになります。
方法は、ベッドや床にシーツを広げて、そこにハンガーの付いたままの衣類を並べます。この時に、丈の長い物から順番に重ねてください。
重ね終わったらふたつ折にして、シーツで包んでしまえば終わりです。皺も最小限度ですし、荷解きをした後もハンガーにかかっていますから、そのまま簡単にクローゼットに収納することが出来ます。
荷解きの手順はどうするの?
まず、今日から早速使うもの、明日の朝から使うものと言うように優先順位を付けて、その順番どおりに開けていきます。開けたら中の品物を、所定の家具や位置に配置してしまえば終わりです。
そのために、新居ですぐに使うものが入ったパッキンには赤丸を付けるとか、何か目印をつけておくと、新居の開梱現場でもやりやすくなります。
あとで片づけが楽になるように、空いた段ボールはその都度畳んでしまうことが、片付けをスムーズにするコツですね。
それと食器ですが、収納する前に一度全部洗ってしまいましょう。使うときに洗えばいいや、なんて思っていると、後でかなり大変です。収納前に全部洗ってしまい、使うときにはなんの気遣いもなく、そのまま使えるようにしておくと、大変楽です。
こんな感じで荷解きが出来れば、あっという間に片付いてしまいます。かえって、梱包をするときの時間の方が、かなり長くなると思います。
上手に手順を決めておくと、楽に荷解きが出来て、すぐに元の生活に戻ることが可能です。それと、衣類の皺がどうしても気になるようでしたら、ハンガーにかけたまま使える、大量のスチームがでる皺取りを、この際用意しておくと便利です。着用するときにこれを使えば、簡単に皺を取ることが出来ます。